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渡り蝶と渡り人・・・おりおりの短歌
四季折々の短歌を示します。
短歌「風の世界」8首中6番目
 孔雀蝶は無心に翅を開閉し

       蜜を吸ひつつ風と戯る


 クジャクチョウはタテハチョウ科の蝶。
 翅を閉じると翅裏が見え、これはほぼ黒い色。
 翅を開くと鮮やかな赤を基調とする翅色が見える。
 孔雀という名前はこの翅表の模様から来る。
 SRSの3D昆虫園の写真を参照:
 http://www.srs21.com/3d_insect/pages/009_kujakuchou.htm
 http://www.srs21.com/3d_insect/pages/079-insect-kujakuchou.htm
 上段は、アザミで吸蜜中。下段はラベンダーで吸蜜中。
 吸蜜中に翅を開閉するのは、落ち着いていないのではなく、
 翅を動かすことで、蜜の吸引力を高める動作なのだろうと思う。
 風の中で無心に吸蜜しながら揺れているクジャクチョウは、
 自然の美しさを教えてくれる。  
    「地表」(2009年7月号収載)
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